イタリア フィレンツェにあるガリレオ博物館(Museo Galileo)に子供と行ってきました。予約や入場料、見どころについて記載しています。
フィレンツェにあるガリレオ博物館
フィレンツェ観光というと、名所のドゥオモ、ウフィツィ美術館、アカデミア美術館などに行かれる方が多いのではないでしょうか。子連れの旅だとどうしても美術館は飽きてしまいがちです。そこで今回のイタリア フィレンツェ旅行では、ウフィツィ美術館とポンテヴェキオ橋近くにあるガリレオ博物館に行ってみました。
ガリレオ博物館に予約は必要?
私たちは予約なしで行きました。GWの季節でとても混んでおり、お隣のウフィツィ美術館はすごい人でしたが、ガリレオ博物館は予約なしで並ばず入れました。公式サイトにも「予約」という所がなかったので、予約不要に感じます。
The estimated waiting time for the ticket office does not exceed 5/10 minutes. We have no priority access.
と書いてありました。今後変更になることがあるかもしれませんので、不安な方は公式サイトもご確認ください。
ガリレオ博物館の入場料
ガリレオ博物館の入場料は
大人 € 10,00
子供(6-18歳) € 6,00
でした。5歳以下は無料です。無料のコインロッカーがあり、荷物を置いて回れます。と言ってもあまり大きいサイズではなく、スーツケースなどは入れられないサイズでした。
ガリレオ博物館の見どころ
ガリレオというと、天文学の父ともいわれますが、ガリレオ博物館には天文学に関する展示が多くありました。
大きなアーミラリ天球儀。圧巻です。近くに座り、天球儀を写生されている方も居ました。
昔の地球儀や、望遠鏡なども展示されていました。「日本がない……」という地球儀なんかも。こうやって、経緯があり今の地球儀があるのだなと感慨深いものがありました。
ガリレオは物理学者としても知られていますね。「振り子」「斜面」「放物線」などの実験がありますが、こういった実験が展示されています。モニターもあり分かり易いですね。説明は日本語ではありませんが、視覚的に分かるので問題ありませんでした。もっとよく知りたい方はダウンロードすれば、日本語もあるアプリがあるようでした。
展示とは別に、実験を体験できるコーナーもあります。これには子供が大喜び。「斜面の実験」なんていうと拒否されそうですが「遊具」のように遊ぶと、身につき方も違いますね。ボールを何回も落下させていました。
入射の角度を変えると、放物線の角度が変わることが、こんなゲームで学べます。大砲の角度を変えて、ターゲットにあてるゲームです。「放物線運動」なんて言わず「飛距離が伸びる角度は」何ていわなくても、自然とこの角度でここに届く、という事が分かり易いですね。
このほかにも、望遠鏡に関するもの、惑星に関するもの、歯車などたくさんの体験が出来ました。
「物理学」というとなんだか難しい感じがしますが、この放物線を描くゲームのように、体験すると面白いものだと感じやすいですね。
「それでも地球は動く」偉大なガリレオが感じられる博物館
ガリレオ博物館は以前はフィレンツェ科学史研究所博物館という名称だったそうです。もしこの名前だったら行かなかったかもしれないので、大成功の名称変更だなと思います。
ガリレオ博物館はフィレンツェの観光では行く方は少ないかもしれませんが、お子さんが居る方の「旅育」としてはとてもお勧めできる場所でした。斜塔で有名なピサも、ガリレオが生まれた街だよなんて言うと、場所の感じ方も変わってくるなと思います。有名な美術館だけではなく、イタリア旅行にきたからこそ、イタリアの偉人と功績を感じる旅というのも良いものでした。